村上彫刻の始まり・・・

2016年07月26日 (火)

おはようございます。今日は久しぶりに村上敦子による投稿です。

今月から新しい設備導入に向けての準備をしております。

狭い作業場、レイアウトはどうしようかと頭を悩ませていた所・・・

村上彫刻の代表である主人が言いました。

「親父の機械を処分しよう。もう十年経つ。そろそろいいやろう…」

村上彫刻は、50年前に主人の父である先代が創業。

その当時使っていたのが、この手彫り彫刻機。

村上彫刻 初代彫刻機

10年前に先代が亡くなり、使い手もおらず、

作業場の隅に、ひっそりと存在していました。

翌週、代表が配達に出かけている時、

私・スタッフの大瀬良&小田、3人で話をしました。

みんなの心はひとつ・・・

この手彫り彫刻機は捨ててはいけない!!

村上彫刻は、この一台から始まったのだから…

そう。これは村上彫刻の心であり、宝なのです。

そして、昨日、彫刻機とケトバシ機の移動作業が始まりました。

隣の作業場のスペースを空け、そこに移動する事にしたのです。

将来、作業場を移動した時、もっと広い所に移った時・・・

この機会を「村上彫刻の始まり」として、ディスプレーしよう!

そういう目標をみんなで立てました。

有限会社エムズの川下社長に相談し、総勢十数名での移動作業。

移動作業は難航しましたが、無事終了!!

同時に、新しい台を大工さんに作って頂きました。

重い機械を置いても、ビクともしない、

丈夫で美しい作業台を作って頂き、感謝です♪

そして・・・スタッフみんなで、移動や片付け。

大瀬良&小田、もう・・・働く、働く!!

小田 「これ何処に置く?」

私 「とりあえず、そこらへんに・・・」

小田 「とりあえずが、多すぎなんですけど!」

などなど・・・会話も弾みます(笑)

小田の差し入れ、チオビタドリンク。

アラフォー・アラフィフの身体に染み渡ります。

作業を終えて、思った事。

「本当に良いスタッフ達に恵まれたなあ・・・」

村上彫刻の心(理念・指針)を良く理解してくれ、

そして、それぞれの役割をがんばってくれています。

創業以来、時代と共に変化した事が多々ありますが、

一つだけ変わらない、変えてはいけない心・・・

「みんなが喜ぶものづくり」

この理念を大切にしながら、これからも皆で…

共に考え、共に成長し、共に喜んでいけたらと

心から願っております。

(by 村上敦子)